クラスノヤルスク滞在記と滞在後記 
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home up date 06 May, 2018 (追記: 2018年9月28日、2019年12月26日、2022年2月23日) 
ダーチャ(下賜されたもの) または ロシア的別荘(2018年追記6)
            クラスノヤルスク市郊外ディーマさんリューダさん達のダーチャ

           2018年72月4日

Дача (осенью 2011 года)

(1) ニーナさんの甥のダーチャ マヤーク・ダーチャ団地のディーマさんリューダさん達の
別荘前に立つディーマさんとウラジック
ニーナさんのサローキナ村のダーチャ
収穫物の保存
ダーチャ恩赦法
(2) ダーチャの国ロシア
ダーチャの歴史
クラスノヤルスクの不動産業
ゼレノゴルスク市のダーチャ
リョーバのダーチャ
ウダーチニィ地区
ドロキナ村のフェージャの家
今、ダーチャ
(3) 追記2010年シーズンオフだがダーチャ
(4) 追記2011年リューダさん達のダーチャ
ダーチャとコッテージ
(5)  2017年コミ共和国で
(6)
 2018年リューダさん達のダーチャ

 2018年2月28日から2月13日までクラスノヤルスクとイルクーツク、バイカル湖を訪れた。クラスノヤルスクでは、モティギノ村へ行き、3泊したあとクラスノヤルスクを半日ほど回った。そのとき、ディーマさんやリューダさんの新築中のダーチャを見せてもらった。
 ダーチャ(富裕層の)
マヤーク団地
 
 ディーマさんのダーチャ
建設中のダーチャ2階で
地下室保存の瓶詰
「そんなにたくさん薪はいらないよ」
 2月4日(日)も10時ごろディーマさんが迎えに来てくれ、私は荷物をもってホテルを後にした。ディーマさんのランクルに乗ってみると長男のヴラーディック君が後ろに座っていた。彼は小さい時から活発だった。活発と言うより一瞬でもじっとしておられない、多動児と言ってもいいかもしれない。9歳の今、多動は好ましい活発さに見える。
 昨日話題になっていたディーマさんの建設中のダーチャへ行く。ダーチャはエニセイ左岸上流のマヤーク(灯台の意)団地にある。ダーチャの場所としては悪くない。エニセイ河川運航会社の社員のダーチャ団地だったが、医師夫妻が購入し、それを8年程前にディーマさんが購入した。建物はそれほど古くはなかった。7年前にはディーマさんの奥さんのリューダさんに案内して見せてもらったものだ。今、完全に建て直しをしていると言う。つまり古い建物は撤去して新しく建てた。新築中の建物が見たいと言ったので出かけることになったのだ。ダーチャの敷地内にはまっすぐで高く細いマツや、こんもりとしたトウヒの幼木が何本か生えていた。木は残して古い家だけ壊して新築したようだ。
 ディーマさんのダーチャは地下室付きの2階建て、内装の他はほぼ完成していて、未完だが階段を伝って2階へも登れる。大工道具が置いてあった。日曜日なので大工さんの仕事は休みなのか。ヴラーディックはさっそく何かの板切れにくぎを打つ。ヴラーディックでなくとも、釘の箱、金づち、たくさんある板切れを見たら、何か作りたくなるものだ。仕上がっていない階段の周りは平行運動にちょうどいい板が渡してある。これもヴラーディックは試す。跨いで落ちそうになり父親に注意されている。窓ガラスは入っていたが、割れ目が走っていた。新築の時からひびの入ったガラス窓でいいのか。どうしてひびがあるのかと聞くと、取り付けの時の手際の悪さだと言う。そんな建築業者では困るではないか。が、ロシアはこんなものだ。
 重い扉を開けて(ディーマさんは鍵を持っている)地下室へ下りてみる。壁際に作られた棚にはもう瓶詰がずらりと並んでいる。いいなあ。
 庭に出る。ここには斧があった。ヴラーディックは早速そこらの木をたたき割る。日本の9歳の男の子はとてもまねができない、と思う。私がやると自分の足を割るかもしれない。傍で静かに見ていた父親のディーマは、そんなにたくさん薪はいらないからもうやめておけと言う。
 敷地内にはもちろん立派な蒸し風呂小屋がある。蒸したり休んだりするための部屋もあって、飲み物(ウォッカ)が飲め、おつまみがつまめるテーブルもある。こちらの方はほぼ完成して何度か試したらしい。お風呂が苦手なロシア人に私は会ったこともない。2階には遊戯室もあり、ベランダには、魚釣りの好きなディーマさんが釣った魚を保存用の干し魚にする箱も、もうできている。すべて完成すれば、市内の狭いマンションより、こちらに住むことになるかもしれない。マヤーク団地からは市内まで車なら30分で行ける。

 
 

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